気紛れな本箱-6「明治の文化」 [気紛れな本箱]
久しぶりに立ち寄った本屋で「明治の文化」(色川大吉)が眼にとまり、以前から明治時代が何となく気になっていたので早速購入した。「底辺の民衆の思想史」と言う視点からの裏の明治史は非常に興味深く面白かった。そう言えばもう10年も前に読んだ「守城の人-明治人柴五郎大将の生涯」」(村上兵衛)を思い出したし、女性では宇野千代の「生きてゆく私」は20年も前に読み随分力づけられた。私達の曾祖父の時代、明治の人達の「志(こころざし)」と「生きて行く力」は何処にいったのだろう。
コメント 0