気まぐれな本箱-13「知られざる魯山人」 [気紛れな本箱]
魯山人のことは30年位前に「北大路魯山人 上・下」(1971白崎秀雄)を読んで以来、イメージが固まってしまっていた。この「知られざる魯山人」(山田 和)では随分と考え直させられたし、大変に面白く、ここまで調べたのかと感心した。白崎秀雄のほうは当時「評伝」と新聞の書評欄に載っていたと思う。「評伝」と言う言い方が妙に気になって読んだことを覚えている。しかし「知られざる魯山人」の参考文献中では「小説」となっていた。そういえば笠間に移築されている魯山人の旧居「春風萬里荘」で一印象に残っているのは風呂場だった。
コメント 0