気紛れな本箱-9「明治天皇」 [気紛れな本箱]
最近、明治時代に関する事に興味があり、先日は「明治の文化」(色川大吉)を読んだが、最近読み終えたドナルド・キーンの「明治天皇」は大冊だった。文庫で四冊、通勤の電車の中で読んで半年近くかかってしまった。「昭和天皇」(ハーバート・ビックス)もそうだったが、できる限りの一次資料にあたり詳細に対象に迫り、実証的に書き上げるこのエネルギーと姿勢は外国人だからだろうか?。そう言えば同じような印象をもった本に児島譲の「日露戦争」があった。どれも、半年近く読んでいるとその時代の中に入ってゆくような感覚になってくる。
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