サムライさんの人情話映画「小川の辺」 [映画]
上意伐ちがテーマなので「サムライシネマ」だと思うが、結局は男と女の「さもあらん」と言う落ちは「サムライさんの人情話」だ。原作を読んでいないので想像だが、落ちに向かっての平板な演出でも原作に助けられたのだろう。それよりも、デジタル上映と事前に告知があったが、ダイナミックレンジが狭くグラデーションが充分にスクリーンに表現されていない。特に屋外のシーンでひどかった。もとの映像からそうだとは思いたくないが、「サムライシネマ」は陰影の美しい日本映画そのものであってほしいと思う。
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