奇跡の馬!「戦火の馬」WAR HORSE [映画]
奇跡の馬、こんな事が本当にありえるのか?と言う愚問は発すまい。ストーリーを淡々と追った、スピルバーグの押さえた演出が静かな感動になっている。スピルバーグ流の絵画の様なプロローグとエピローグの間の二時間半があっという間だ。なかでも、臼砲を山に引き上げる時、青鹿毛の「トップソーン」と交代し振り返った時の「ジョーイ」の眼は凄かった。第一次世界大戦でイギリスから大陸へ出征した軍馬は100万頭以上、生還した馬は6万頭余りだそうだ。そのうちの一頭が「ジョーイ」だとすると、奇跡はあった様な気がしてくる。素晴らしい、手許に置きたい映画だ。
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