ADC展/グラフィックデザインの潮流は白か? [展覧会]
会期ぎりぎりの「ADC展」(銀座3G)に滑り込みで行ってきた。日本のグラフィックデザインのトレンドは白地になっているのではないか?先日発刊された「JAGDA年鑑2012」を観ても「白」が気になっていた。白地の作品にはホワイトインクを敷き白地が表現された製版をしている。20年前の「JAGDA年鑑」と比べるとはっきりと白地の作品が多くなっている。そんな傾向の中でADCの先生達は今、アナログの痕跡を残した作品を創っている。制作がデジタルに成り、有機的な質感から無機的な質感デザインが大勢となった今、デザイナーは改めて紙と質感にこだわり手作り表現に向かっている。
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