上質なあかりの演出が光った「アールデコ/光のエレガンス展」 [展覧会]
生活空間にこだわるパナソニック汐留ミュージアムだからこその演出が素晴らしい。特にガラス作品の、上方からのダウンライトと底面からの小さなLED照明が、ガラスと空間と光の交差で当時の雰囲気を醸し出しているように感じる。ライティングが素晴らしいテーブルセッティングも他の美術館では多分できない。出口近くで振り返って眺めた時のどきどき感や黒と照明のシンプルな空間。この「光の演出は持ち帰れない」ので、とてもカタログやハガキを買う気にはなれなかった。勿論、本物のルネ・ラリックを買う財力もない。そう言えば昔「エレガンスの辞典」と言う本を持っていたが、残念だがなくしてしまった。
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