小さなワタリウム美術館。寺山修司展『ノック』 [展覧会]
恥ずかしながら私が一番親しんだのは「競馬評論」だった寺山修司。世界的に演劇公演をし、なぜあれほどイメージを広げる事が出来たのか?幼い頃の三沢と青森の原風景と親戚が経営する映画館での映画だろうか。そんな思いが浮かびながら、中学生のころからの俳句や短歌に凝縮されたイメージが映画や演劇へと3次元化してゆく過程を振り返れた。そして、その究極は観客から街までも巻き込んだ市街劇『30時間市街劇ノック』なのだろう。ところで、彼の中学生の通信簿にはこんな記録もあった、知能指数119/偏差値60。学制改革が進む昭和25年ころだ。私のころにはそんな記述はなくなっていた。
コメント 0