「利休にたずねよ」を訪ねて観た [映画]
市川海老蔵、歌舞伎役者ならではの所作と演技は「いいね!」「のぼうの城」での野村萬斎は能楽師だが、いずれも日本の伝統の家系が「歌舞いている」ことが納得出来る。映画は、日本の美意識がテーマかと思う展開から、最後は利休の心中未遂が一生を定めたと言うお話しだ。日本の美意識がテーマだとすると、日本映画伝統の美術と照明によるディティールがないと思えたが、今風のテーマと筋書きだと判ったらそれも気にならなくなった。が、やっぱり21世紀の演出と映像と比べてみたく、熊井啓監督の映画「千利休 本覺坊遺文」(1989年)のDVDを注文してしまった。
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