アイデア満載「赤瀬川原平の芸術原論展」 [展覧会]
この展覧会を通して60年代に始まる「ネオダダ」や「ハイレッドセンター」の状況がリアリティを持って感じることが出来る。昨年の「ハイレッドセンター:直接行動の奇跡」展のカタログが240P、今回のカタログが450P、二倍近い資料に圧倒される。もちろん「ハイレッドセンター」時代は一部だが、良くこれだけの資料が集められたと感心する。一回りで二時間半もかかった展覧会は滅多にない、本当に疲れた。この人の「千円札裁判」も含めて、深刻さを感じさせない表現の発展やアイデアは、若い頃のデザイナー経験のせいだろうか。クールでどこか突き放しているようにも思える。意外と身近なそして面白い芸術家だった「赤瀬川原平」さんに合掌。
コメント 0